2017年8月19日(8/19) 世界一受けたい授業 3時限目 不可能を可能にする最先端医療

島田順一先生(京都府立医科大学病院教授)

 

習うのは、がん検診の現場で活躍する最先端の医療。

日本人の死因率1位は、28.7%のがんです。

早期発見できると(胃がん前立腺がんなどの初期の場合)、5年生存率は90%になります。しかし、定期的な検診を受けている人は約40%です。

 

問題 現在のがん検診は約5千円ですが、近いうち、ある生き物を使って約100円でがん検診ができるようになると期待されています。そのある生き物とはなんでしょうか?

 

答え・・虫(線虫)

 

線虫はがん特有の臭いをかぎわけることの出来る虫なのです。

検査方法は、尿1適をシャーレにたらし、線虫が群がれば、がんの可能性があります。95.8%の確率でがんを認識します。

 

問題 がん抑制効果のある細菌を摂取できる食べ物とは?

 

答え・・ヨーグルト

 

ヨーグルトに含まれるビフィズス菌を摂取すると、がん細胞を死滅させるリンパ球の働きが活性化して、がん細胞の成長を抑制するのです。現在はマウスの実験の段階です。

 

おなかの環境ががんの治療に影響をおよぼすことが今、注目を集めています。